誰かのためのおとぎ話
 ミニコント集その十七




啓:樋口啓輔 風:桐生風花 夏:結城夏子 麻:飯田麻美 元:桐生元樹 博:麻生博
理:麻生理香 弥:西野弥生 洋:三上洋子 恭:真鍋恭平


【使うところが限られます】
博:遮音性に優れるイヤフォンを買ったんだ。
啓:ほほう。
博:音楽以外聞こえないからすごく危ない。

【不良品です】
啓:オレが買った安物のイヤフォンはやたらと重低音をプッシュしていた。
博:あるよな、そういう一点重視のメーカー。
啓:でも安物だから音割れてた。

【生命です】
啓:バイトから上がったら夏子も同時上がりで、んで、
 ものすごい形相していたからこっそり帰ってきた。
博:言ってて情けなくないか?
啓:オレにはプライドよりも大事なものがある。

【一風変わった死亡フラグ】
啓:実際、殺気をまわりに放つ夏子を見たら逃げるのが普通だぞ?
風:どうしたの? って声かけるよ。
元:うん、僕もそうする。
啓:え。
夏:さて、啓輔、ちょっと頭冷やそうか……。

【引きずられていく様が見えました】
風:体力をつけるためにお散歩を始めたの。
啓:うむ、良い心がけだ!!
風:うちの犬が張り切っちゃってね……。
啓:確か、大型犬だったな……。

【心当たりのなかった飼い主】
夏:それでも桐生の犬は風花を守るよ!! って色々頑張ってるよ。
風:例えば?
夏:なんであんたが聞くのよ?

【様式美か】
啓:ロシアのペンギンはロシアペンギン語をしゃべるのだろうか……。
夏:何馬鹿なこと言ってんの?
啓:ささいな疑問じゃないか。
理:ま、通常運転ですよね。
啓:若干呆れが入った口調でしみじみ言うな!

【判りやすい】
啓:でも疑問に思わないか?
風:ペンギン語はともかく、ロシア語は判ると思う。
啓:なんでだ?
風:啓輔が、日本語がしゃべれて、ロシア語をしゃべれないのは、どうして?
啓:そんなもん、日本に住んでるから――あ。

【啓輔の鳩尾に拳がめり込んだ】
理:この前、小学生と遊んだんです!
啓:ほほう、理香も立派なお姉さんか。
理:はい! 大きくなったらお姉ちゃんみたいになりたいと言われました!!
啓:なあに、すぐに背なら越せるさ。

【博が言うから】
博:気にするなマイシスター、最近の子供は発育が良い。
理:発育……ですか。
博:ああ、発育が良い。
理:……いかがわしいです。

【まず携帯電話確認しろ】
啓:夢でもらったメールが妙にリアルだった。
夏:どんなの?
啓:店長からのシフト変更のメールで、思わず確認した。
夏:実際は?
啓:夢だった。

【何かに使えるかなーってとっておいている心理】
博:我が妹ながら、理香の部屋は訳が判らん。
夏:あんたほどじゃないでしょう。
博:そこらじゅうに空のペットボトルがあるんだ。
夏:なんで?
博:な、意味が判らんだろ?

【迷惑です】
啓:幼少の頃、理由もなく集めていた石を発見した。
風:啓輔ってそういうものをたくさん持っているよね。
啓:え?
風:この前遊びに行ったら、大量のセミの抜け殻を見せてくれたよね。

【子供関係ない】
博:子供は良く判らないものを集めるものだ。
啓:そうだな。
博:だから俺のパソコンにも秘蔵フォルダというものがある。
啓:是非拝見したいのだが。

【落とされる人】
啓:試験って何でやるんだろうな。
夏:馬鹿を振るい落とすため。
啓:――――!!

【他全滅】
風:本来は秀でた人を見つけるためにやるんだよ。
啓:ならばオレは見つけられるほうだな。
風:家庭科の実習くらいだよね。
啓:何も本気で言うことないじゃないか。

【明かされた悲しい事実】
啓:人はどんなことでも練習を繰り返せば上達するものだ。
風:今の啓輔の言葉は漢字が多いね!
啓:風花、お前もそこまで馬鹿にしていたのか……。

【みんな驚く】
博:部屋を掃除していたらたまに訳の判らないものが見つかるが。
麻:……そう、例えば般若の面。
博:……本当に訳が判らないな。
麻:……見つけた私もびっくりしました。

【お弁当になりました】
啓:昼飯にとパンを買おうと思った。
風:自炊のほうが安いんだってね。
啓:は、はい……。

【ものすごい簡単で危険な方法】
理:兄貴、大音量で音楽流してすっごいうるさいんです!
麻:……殺せ。
理:いくらなんでもそれは無理です……。

【やったんだ】
啓:歯の健康のためにデンタルフロスを買う、これは無駄遣いだろうか。
風:そのフロスをタコ糸代わりに使わなければ、無駄じゃないよね。
啓:代用品としてはイマイチだったな。

【生ける教材】
啓:金持ちの金銭感覚がこうも庶民的だとは思わなかったぞ。
夏:だって、庶民が何度も死にそうな目にあっても金持ち感覚でいるんだもん。
理:そりゃ、嫌でも理解できますよ。

【マジレス禁止】
啓:第三回、歯を磨く前に歯ブラシを濡らすか否か会議を始める。
夏:そんなくだらないことをやってたの?
啓:そういう反応は困る。

【馬鹿にされまくり】
啓:健康になるには体温を上げたらいいらしいぞ。
夏:そうね、新陳代謝もよくなるみたいだし。
風:啓輔、意味判る?
啓:馬鹿にすんな!!

【何をしたんだろう】
弥:一人暮らしをしたらね、しつこい新聞勧誘等があると思うんだ。
啓:そこで麻美さんの出番ですよ。
麻:……やだてれちゃう。

【いや、してる……】
弥:実際どうやって追い払ったの?
麻:……別にただ般若心境を踊りながら唱えただけですよ。
弥:なんだ、大したことはしてないんだね。
啓:え!?

【こーゆーところ】
恭:樋口は弥生に似てるよな。
博:具体的には?
弥:オレンジジュースがちょっと酸っぱかったから、甘くしようと思ってチョコを入れたの。そしたらみんな変な目で見る。
啓:ブラックですか?
弥:ううん、ホワイト。
啓:だからですよ。

【スルー】 博:でも、やよ先輩は女性なのですべてが許されます。
弥:いやいや、それでも犯罪したら捕まると思うよ。
博:そのときは俺が捕まえますよ! 愛の力で!
弥:現行犯逮捕はみんな出来るからね。

【何故行かなくちゃいけないんだろう】
啓:無人島に一つだけ持っていけるとしたら何を持っていきますかって質問、よくあるよな。
風:そんなとこ行かない。
啓:だよなあ……。

【妙に現実的】
夏:あと、明日世界が滅亡するとしたら何をしますか? だね。
風:みんな知ってたら、パニックになってるだろうね。
啓:オレ、たぶん、身を守るので精一杯だと思う。

【ちょっと待てや】
啓:外国人がテレビに出ると、吹き替えか字幕にしてくれるだろ。
理:映画とかそうですね。
啓:本当にそう言ってるのかなーって思わん?
理:……啓くん、たまに物を考えているんですね〜。

【見てて楽しいもの】
啓:実際はどうなんだ?
風:テレビなんて見ないから判らないよ。
啓:……風花の娯楽ってなに?
風:啓輔観察。

【もちろん殴られた】
夏:接客やってるとたまに客を殺したくなる。
啓:え?
夏:あ、間違った、殴りたくなる。
啓:同じ意味じゃないか。

【敵前逃亡】
博:客も命がけだな……。
麻:……そんなあなたに怖い店員さんへの必勝方法。
啓:お、興味深いぞ。
麻:……お店に行かない。

【世間話だった】
啓:誕生日プレゼントって悩むよな。
風:誰かにあげるの?
啓:いいや?

【まったく関連がない】
風:もらって嬉しい誕生日プレゼントってなに?
啓:金!
風:だよね。

【訳、何言ってるの?】
夏:時計はいいものを買うべきだと思う。
啓:そうなると高いものになるじゃないか。
風:二人とも携帯電話で時間確認してるよね。

【そういう話じゃない】
啓:携帯電話はとても便利だ。
夏:今これを取り上げられると困るよね。
博:なあに、夏子さんならば力ずくで取り返せるさ。

【なんか違うよ】
啓:この世の中には便利なものが溢れている。
元:無くなったとき困るだろうね。
麻:……そんなときとても役に立つのが、この念です。
啓:そういう一部の人しか使えないのを勧めるなよ……。

【精神的集団リンチ】
理:便利なものの代表といったら何でしょうか?
啓:オレ!
風:はいはい。
夏:よくもまあ言うよね。
理:自意識過剰もここまでくれば立派です。

【できません】
啓:五百円玉貯金をしている。
夏:それちゃんと密閉されている奴?
啓:どういう意味だ?
夏:すぐに開けられるのだと意味がないでしょう?
啓:オレにだってそのくらいの自制心は――
風:この前泣きそうになりながら五百円玉を出してたのはなんなの?

【土下座です】
啓:大体、風花に助けてもらってる時点で貯金箱とかありえないだろ!
風:なんで威張っているの?
啓:すみません!!

【解読不能】
理:音楽CDを買ったのです。
啓:JPOPか?
理:ええ、でも何を言っているか判りませんでした。
啓:……いるよな、日本語なのにちゃんと歌ってくれない歌手。

【よくある話】
博:無料のネットゲームをやってたんだ。
啓:過去形だな。
博:最近のストレスの原因がそれと気づいたら早かったな。

【知らない人は、え? ってなる】
夏:北海道弁って標準語に近いけど、やっぱり方言なのよね。
風:例えば?
夏:捨てるってことを投げるっていうの。

【だよね】
理:でもそれは北海道弁に限らないですよ。
夏:そうね、東北の言葉はまったく理解できないしね。
啓:日本って広いよな……。

【そろそろ飽きてきた】
啓:世界が終わる前にやらなくてはいけないことは男にはあるんだ。
風:確実に啓輔の人生のほうが早く終わるから、そんな大げさに言わなくてもいいと思う。
啓:なんで水をさす?
風:啓輔がいちいち大げさなのよ。

【精神的リンチへの移行】
啓:それにこういうときは「やらなくちゃいけないことってなーに?」と聞くのが正しいぞ。
風:女の人だってあるよ。
理:性差別です。
夏:さいてー。

【外野も酷いことを言う】
元:啓輔って自らを破滅に導いている節がある。
麻:……そういう趣味。
博:つまり変態か。
元:君たちは極端だ。

【納得するんか】
啓:主人公をしいたげるなんて、酷い話だ!
風:じゃあ啓輔、今の発言をちゃんと漢字で書いて。
啓:なんでそうなるんだ!?
風:現国の試験には漢字の書き取りもあるよ。
啓:なるほど。

【絶対違う】
啓:ネズミってさ。
風:ん?
啓:漫画ではよくチーズを食べているけど、実際はもっと他のもんを食うよな。
風:そうだね、猫だって肉を食べるしね。
啓:つまり風評被害だな?
風:漫画に先入観を植え付けられただけです。

【バイト外で迷惑を良く受ける人の感想】
啓:バイト中、死ぬほど忙しいとき、オレがもう一人ほしい! って思うんだ。
風:……迷惑だね、それ。
啓:う……。

【人の話はよく聞こう】
夏:良く買う小物といえばさ――
啓:食い物か。
夏:……小物?
啓:……最重要品だった。

【壊してる】
理:私はよくヘアピンを買います。
風:あれはなくしちゃうね。
夏:あたしは櫛とヘアブラシ。
理:え、何でですか?
夏:すぐ壊れるでしょ。

【訳が判らない】
理:兄貴が真面目に木刀で素振りをしていました。
夏:だめなの?
麻:……それは一大事。
理:そうなんですか!?
夏:え?

【近くにいると説教されるから嫌】
博:おいおい、かわゆい女子が俺の話題で持ちきりだぜ。
啓:自分の妹も可愛いのか?
博:遠くで見るぶんにはいいな。

【バイトシフト】
啓:月曜日は憂鬱なものだ。
夏:けど、毎日が日曜日でも困るでしょう?
啓:ロングだな……。
夏:儲かるけどね。

【何故真ん中を】
理:毎日が木曜日はどうでしょうか。
啓:びみおだ!
夏:じゃあ水曜日。
啓:やはりびみおだ!

【死ねってことか】
啓:もし、病気で動けなくなるような事態に陥ったらどうしたらいいのだろう。
麻:……諦める。

【もし俺が死んだらPCを破壊してくれ】
博:そんなときのために部屋に自爆装置を仕掛けようと思っている。
理:人を巻き込むなんて最低です!
博:違う、俺は俺の死後の名誉を守っているだけだ!!

【借金はある】
啓:世の中には放っておいても増えるものがあるんだ。
理:借金だ。
夏:部屋の埃じゃない? あとごみ。
啓:オレは理香のはともかく、夏子が言ったのはないぞ。

【どっちもない】
啓:オレはまめなのでちゃんと風花に借りたお金はお小遣帳につけている。
夏:他の人のは?
風:返すあては?
啓:…………。

【先読みされたというわけでもなく】
啓:目標は達成しないと意味がないんだ。
風:そうだね。だからといって確実に出来るような難易度の低い目標はどうかと思う。
啓:オレはまだ何も言っていない。

【よくある兄妹の会話】
博:自分の決めたことに自分が縛られるだなんて馬鹿らしいとは思わないかね?
理:目標設定をそんな風に捕らえるのは兄貴くらいです。
博:マイシスター、君の真っ直ぐさが兄には太陽のように眩しい。
理:そのまま焼かれて消えてください。

【こんぴーたー相手で覚えたのでそこは知らない】
啓:理香からの博への文句はよく聞くが、逆はどうなんだ?
博:無論、ある。
啓:ほう。
博:いい加減、麻雀の得点計算自分でやってくれ。

【元々です】
啓:文明の利器は時として人をだめにする。
夏:例えば?
啓:携帯電話の漢字変換だ。あれのおかげで漢字が書けなくなったぞ。
風:物のせいにするのはよくないよ。

【どのくらい着込んだ】
啓:暖房代をケチるために、防寒着を買ってきた。
夏:安物だったらすぐに駄目になるから意味ないよ。
啓:そこはちゃんと良い物を買ったから問題ないんだが……。
夏:他の問題があったの?
啓:うむ、動けなくなった。

【納得するんだ】
風:そんなに着込むほど寒くないでしょう? ほら、外にいたってコートですむし。
啓:お前とオレのコートの質の違い、ここで証明してやろうか!
風:サイズが違うから無理だよ。
啓:それもそうか……。

【マナーの話をしようと思っていた】
啓:たまにバスの中で化粧をしている女を見ることがある。
博:男だったら大変だな……。
啓:それは事件だろう……。

【たぶん器用自慢したかった】
夏:マナーうんぬんを抜きに器用だよね。
風:ずっと揺れてるし、急ブレーキがあるかもしれないしね。
理:私は木の枝の上で横になれますよ。
風:……えと、木に登って、その太い枝に寝そべることが出来るってこと?
理:はい、そうです!
夏:それと今の話がどうつながるのよ……。

【ただ道場の娘ってだけ】
啓:職業柄、理香は魚を三枚に下ろせてもおかしくはないと思うんだ。
理:私、学生です。

【内緒の話だったようです】
夏:でも、刃物の扱いには慣れてるよね?
理:いやだな、夏子さんまで何を言っているんですか。
夏:だって前に遊びに行ったら刀の手入れしてたじゃん。
理:しー! しー!!

【音楽にうるさい夏子さん】
夏:ちょっと聞いてよ!!
理:ど、どうしたんですか?
夏:ハモリに力入れてますってバンドのCD買ったの。そしたらそのハモリが酷いの!!
理:詐欺だと?
夏:そう詐欺よ! でもね、楽曲はいいから収録し直してもらいたい。大体、一番力を入れている楽曲が――!!

【看破されないとでも思ったんだろうか】
啓:そんな夏子さんの消耗品はヘッドフォンです。
夏:イ、イヤフォンも壊している。
啓:そういう細かいことは聞いていません。つうかやっぱ壊してるんですか。
風:珍しく言い当てられて動揺しているんだよ。

【武術の先生ではありますが】
博:親父殿がちまたで大人気の狩りゲームを始めたんだ。
啓:リアルをゲームに持ち込むこともないだろうに。
博:さすがにそれは違うだろう。

【いや絶対違う】
理:お父さん、すごく気に入ったみたいで、お母さんにもそのゲームを買ってました。
夏:夫婦で一緒にゲームやってるの?
理:はい。実はうちの両親らぶらぶなんです。
麻:……普通そうでしょう。
夏:……は?

【たぶん怖かったんだと思う】
麻:……いい年した男が電車内で騒いでいたわけです。
啓:数人で?
麻:……そう。注意されても聞かないの。
啓:で、どうしたの?
麻:……一人をずーっと見てた。
啓:ど、どうなったんですか?
麻:……全員に謝られた。

【見られなくなったら大変】
啓:麻美さんの視線には特殊効果があるようだ。
理:普通、ずっと見られたら嫌ですよ。
啓:アイドルはどうするんだ!?
理:それは仕事です。

【なんとつっこめば】
啓:毎月二十四日はなんかわくわくするよな。
夏:給料日?
啓:サンタさんが来るような気がするんだ。
夏:ええ……そう……。

【誰に需要が】
博:メイドカフェのバイト求人あったら行く?
夏:条件次第。
啓:今の時給よりもよかったらやっぱり行くよなー。
博:お前は違う。

【あと多数決】
啓:試験勉強をしよう! と言って友達の家に集まったりする。
風:実際にやったね。
啓:普通、遊ぶよな。
夏:意志力の問題よね。

【真面目な人】
理:私はあまり集まって勉強はしません。
夏:そう? 意外ね。
理:遊び出す人を叱るのは疲れますから。

【判りません】
弥:勉強が楽しければ遊ぶということがなくなると思う。
啓:なら勉強を遊びにしたらいいじゃないですか!!
洋:どうやって?

【理解したら人として終わり】
理:昨夜、兄貴が母に頼まれごとをされて奇声をあげていました。
夏:酷いことでも頼まれたの?
理:いえ、晩御飯のお片づけです。
夏:なんで? そんなことで?
理:そんなことで奇声をあげる気持ちなんて理解したくありません。

【そういう問題じゃない】
啓:給与明細が来るのが遅いと怒るおばちゃんがいる。
夏:当たり前でしょ!?
啓:振り込まれていればいいじゃないか。

【すごいばっさり斬られた】
啓:オレは給料を全部十円玉で渡されるという夢を見た事がある。
博:他人の夢の話ほど詰まらんものはないな。
啓:そ、そうか……。

【それがご飯になりました】
麻:……ご飯を食べる前にお菓子を食べると怒られます。
啓:食うなよ……。
麻:……なのでやきそばを食べてみた。

【なんで?】
博:正確には、晩御飯の前にお菓子を食べてはいけない、だ。
啓:いや、晩飯だろーが、朝飯だろーが――
弥:そうだよう、お昼ご飯の前だよー。
啓:!?

【幼馴染もびっくり】
弥:小学校を卒業するまで、私の気分と天気は完全にリンクしていると思っていた。
恭:知らなかった……。
弥:でしょ?
恭:そこまでおめでたかったのか……。

【しかし答えになっていない】
啓:もちろん三上先輩もそんなことは知りませんよね?
洋:知ってるほうが恥ずかしい。
啓:そういうもんですか……。

【弊害、でもないが】
恭:うちの親は洋子の親とも仲がいいんだ。
啓:まさに家族ぐるみのお付き合いと言うやつですね。
恭:おかげで妹が三上一家を親戚だとしばらく思っていた。

【身長180センチオーバー】
啓:真鍋先輩の妹さんってどんな感じですか?
恭:俺より小さい。
啓:大体の女の子が該当しますね……。

【話変わっているよ】
夏:閏年ってむかつくよね。
啓:そんな、四年に一回に誕生日を迎える人を敵に回すような発言を……。
風:普通、二月二十八日に祝うよ。

【所詮他人事】
風:なんで嫌なの?
夏:二月末までのキャンペーンがあるの。
風:ああ、バイトの話ね。
啓:キッチンにはカンケーない話だー。
夏:二人とも軽いねー。




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