誰かのためのおとぎ話
 ミニコント集その十八




啓:樋口啓輔 風:桐生風花 夏:結城夏子 麻:飯田麻美 元:桐生元樹 博:麻生博
理:麻生理香 弥:西野弥生 洋:三上洋子 恭:真鍋恭平


【たまに酷い先輩】
博:やよ先輩も三上先輩も美人だから、痴漢にあってそうですよね。
弥:その発言はセクハラだねえ。

【もっと酷いのいた】
博:やよ先輩に言われるとさすがにぐさっと来るな。
洋:そもそもあなたは存在そのものがセクハラ。
博:…………。
啓:さすがだ……。

【ただの好奇心です】
理:先輩たちは護身術などを習ってたりしますか?
弥:ああ、勧誘?
理:違います!!

【したくないことは絶対にやらん!】
恭:弥生はともかく、洋子が物理的に戦えたら無敵じゃないか。
弥:んでもさあ、洋子、お祖父ちゃんに合気道習わせられてなかったっけ?
恭:そんな面倒するわけないだろう。
弥:ああ、逃げ回ったっけ。

【すごい度胸】
啓:昼寝はいいよな……人類が生んだ最高の癒しだよ……。
風:授業中にやって怒られたんでしょう?
啓:ああ、そこが欠点だ。
風:それで、試験が近いんだけど。
啓:…………。

【低血圧と虚弱体質と】
風:お昼寝は気持ち良いけど、起きたら具合悪くなるからあんまりしない。
啓:え?
風:え?

【出オチ】
啓:オレは気づいたのだ!
風:何を?
夏:大丈夫、しょうもないことだから。
啓:おい!

【しょうもなかった】
夏:じゃ、言ってごらんなさいな。
啓:CDによくある限定版のDVD、一度見たら二度と見ないが、それはただ単に映像として面白くないからだ!
夏:当たり前でしょう、そんなの。

【特に考えてない】
啓:よく言われることだが、ヒーローが変身中に攻撃されないのはどうしてだろう。
博:絶好の隙なのだから攻撃しないほうがおかしいわな。
夏:変身中の攻撃は卑怯だから、そんなことしたら子供に悪影響が出るって視聴者から言われたんだよ。
啓:マジか!?
夏:いや、適当に言った。

【冗談なんだからさ】
理:そもそも今の夏子さんの発言は変身中に攻撃されたことを前提に話しています。よって――
夏:そんな真面目に検討しないでほしいわ……。
【答えるの!?】
博:三上先輩は物欲と性欲のどっちが強いのですか!?
啓:お前……なんてことを……。
洋:性欲。
啓:!?

【そんな理由で】
啓:セクハラですよ!? 何で正直に答えるんですか!?
洋:あなたの反応が面白いから。
啓:――――!!

【本人は軽くやったと言い張る】
夏:電化製品って調子が悪いからって叩いちゃ駄目だよね。
啓:……そりゃあそうでしょう。
夏:テレビの映りが悪いから叩いたら煙が出たのよ。

【当たり前です】
啓:授業中に携帯は見ないほうが良い。
理:当たり前です!
啓:とんでもない内容のメールが着て、奇声をあげたら怒られたんだ。
理:当たり前です!!

【やったんです】
風:プリンにお醤油をかけるとウニの味がするって。
啓:そりゃ嘘だ。
夏:即答ね。

【好奇心いっぱいだったんです】
風:じゃあ、きゅうりに蜂蜜も――
啓:ああ、嘘だ。

【ないよ】
啓:一番辛かった晩御飯は、キャベツの芯が具だけの塩スープだ。
夏:一応聞いとくけど、出汁は?
啓:材料は塩、水、キャベツの芯だ。

【現実が辛い】
啓:夢の中で腹いっぱいに食っても空しいだけなんだよ。
夏:そりゃあそうでしょうよ。
啓:起きたら腹が減ってるのが辛い。

【興味ない人の感想】
啓:漢のロマンは変形ロボだ。
夏:でもあれみんな一緒だよね?
啓:全然違うわ!!

【返事が出来ない】
風:興味ないものを押し付ける人って嫌だよね。
啓:それより人の趣味を否定する奴が嫌だ。
博:友達面して金貸してっていう奴が一番嫌じゃね?
啓:…………。

【そんなことで】
麻:……いつも明るく元気な麻美さんも、死にたくなるときがあるのです。
啓:つっこみどころが多くて困ること言うな。
麻:……枝毛を見つけたとき、首をくくるか美容室に電話するか迷う。
啓:電話してください!

【たぶん一生理解できない】
夏:ああ、なんとなく気持ちは判るな。
啓:判るの!?
夏:リップクリームをなくすと、買いに行くか腹を切りたくなるもの。
啓:……女の子マジ判んねえ。

【あっさりと】
啓:どうしても勝ちたい相手がいるんだが、肉弾戦となると勝ち目がない。
風:うん。
啓:なので口喧嘩に持ち込もうと思う。
風:無理だよ。

【ちょっと省みた】
風:啓輔って言葉よりも先に手が出るタイプじゃない。
啓:ですが!!
風:ちなみになっちゃんは口と手が同時に出るタイプ。
夏:そんなこと――……ある……かな……?

【そーいう意味じゃなくてね】
啓:通帳を見るとかなしくなる。
麻:……ならば焼き捨ててあげましょう。
啓:やめてください!!

【自分の身に降りかからないと判らない】
博:あさみんの親切をなんだと思っているんだ!
麻:……では、あなたの通帳を――
博:嫌だああああああああああああああああ!!

【通常運転】
啓:授業中に晩御飯のことを考えていたら怒られた。
夏:いつものことじゃない。

【唐突過ぎる】
啓:晩飯にパンってのはなんとなく後ろめたくないか?
夏:それは……判るかも。
麻:……なら啓輔の通帳を焼き払いましょう。
啓:関係ねーよ! やめろよ!! なんで前のネタ引っ張るんだよ!?

【揺ぎ無い真実!】
啓:弁当を作ろうと冷蔵庫を開けて絶望するのはよくある話。
夏:初めて聞いた。
啓:お前にオレの何が判る!!
夏:貧乏なのに金遣いが荒いということは確か。

【根本的解決には絶対に至らない】
風:私も金銭感覚おかしいから大丈夫だよ。
啓:友よ!
夏:いいの……?
元:良くない!!

【慣れ】
理:先日、啓くんが遊びに来て奇声をあげていました。
風:普段と変わりないね。
夏:問題点は近所迷惑ってことね。
理:そこはうち、道場なのでご近所さんも判ってくれてるんです。

【たまに出てあげよう】
啓:この前麻美に監禁されるところだった……。
風:物騒な物言いね。
啓:だって、バイト前なのに暗室に連れてこうとするんだぜ!?
風:部活動したかっただけじゃないかな。

【ものすごい頭にきたって話ですが……】
夏:あるとき、大好きな曲を聴いていて、その音質が悪かったことに気づいたの。
啓:そ、そうですか……。
夏:持ってた電話帳引き裂いたね。

【出オチじゃねーか】
啓:夏子さんはたまにマニアックな話題を振ってくるから困る。
麻:……では麻美さんの気軽なありふれた話題を――
啓:いえ、結構です。

【することはたくさんあるのに】
啓:すごくたまに学校もバイトも休みの日がある。
夏:いいよねー、のんびりゆっくりしてる。
啓:オレはあまりの素晴らしさにそわそわして逆に疲れるんだ。
夏:……そんな人初めて見た……。

【忘れてた、こいつん家めっちゃ仲良いんだった】
啓:麻美は完全にオフの日は何をしているんだ?
麻:……家族団らん。
啓:そいつは普通に羨ましいや……。

【とんでもない客像を】
啓:接客業をしている夏子さんに聞く! 真のむかつく客とは!!
夏:忙しいときにくだらないことを聞いてくる客。
啓:普通だ!
夏:あんた何を期待してたのよ?

【びみおに話題変更】
理:ちょっと違いますけど、店員さんにため口で話すお客って見てて嫌です。
風:あ、判る。あと妙に店員さんに威圧的な態度をとる人も嫌だよね。
啓:あと、人の作ったものをちょっとしか食べない客とか最悪だな。
理:啓くん、それ店員さん目線です。

【大体のについている機能】
啓:一人暮らしをしてすごく感動したことがあるのです!
弥:それは実に興味深いね!!
啓:洗濯機の、脱水機能!!
弥:あれはすごいね、物の数時間で乾きそうなまでに脱水してくれるもんね!
啓:ですよね! なんという文明の利器だろうか!

【何をしたんだろう】
弥:この前、中学生っぽい男の子に喧嘩を売られたんだよ。
啓:ちょ、危ないじゃないですか!
弥:でもお買い上げしたのが洋子で。
啓:え、ちょ、えーと?
弥:最終的に中学生が泣いて謝ってた。

【お嬢様は常にカードを持っている】
啓:給料日が近くなるとわくわくするよな。
夏:うん、まあ判る。
理:お小遣い日が近いのと一緒ですね。それなら判ります。
風:?

【ただ口が速く回るだけ】
弥:こう見えても弥生さんは早口には自信があるのです!
啓:では早速この早口言葉をお願いします。
弥:早口言葉は苦手だよ!

【とたん爺くさくなった】
博:趣味ガーデニング、という人がいる。
啓:なんか優雅だな。
博:でも庭いじりだぞ。

【達人】
啓:この前麻生のおうちに遊びに行ったら、子供たちが口喧嘩しながらダーツしてた。
風:器用というか……よく相手に投げつけなかったね……。
啓:うむ、互いを睨みつけながら的に当てていた。

【病欠】
理:この前、夏子さんと麻美さんと三人でお買い物をしたんですけど。
風:ずるい。

【いくらなんでも買いすぎ】
理:えっと、それはともかく。二人して安売りしているリップクリームを買うんですよ。
風:いいじゃない、別に。
理:だって、二人とも予備に十本以上持ってるんですよ?

【反応に困る】
啓:やよ先輩が恐ろしいことを言ったんだ……。
博:聞こうじゃないか。
啓:山本の山は、山田の山と。
博:電話口で?
啓:いや、たまたま歌っているところを見たんだ……。

【腐った豆】
啓:ぬう……!
夏:どしたの、難しい顔して。
啓:腐った豆は、豆腐なのか、納豆なのか……!!
夏:…………。

【話を聞いてくれ】
啓:つぶあんとこしあん……どちらがうまいか……。
夏:好みの問題でしょう。
啓:そんな身も蓋もない。
風:白あんが一番美味しいよね。

【食べ物を粗末にしてはいけません】
博:白あんはうまいぞ。
啓:新勢力……だと……!?
博:白あんのイチゴ大福マジうめえ!!
啓:なんだと!?
博:黒あんのイチゴ大福を壁に叩きつけるくらいうめえ!!
啓:マジか!?

【ぼこぼこにされる人の感想】
博:ふと思ったが、俺たちって才能なかったら何気に辛い立場だな。
理:……それもそうですね。運動苦手だったら悲劇ですね。
啓:ちょっとくらい才能がなかったほうが、オレは幸せだった……。

【どうしようもないってことか】
啓:ほしくもない才能なら迷惑だろうな。
風:馬鹿とか?
啓:うぐ!
夏:それは天から与えられたものじゃなくて……あーうーん……やっぱ才能か。

【嫉妬です】
啓:バイト先の兄ちゃんが珍しく手作り弁当を持っていたのだ。
博:食費削減のための対策か。
啓:オレもそうかと思って聞いたら、彼女に作ってもらったとか抜かしたのでひっくり返してやった。
博:その選択は人として正しい。

【自分はOK】
夏:人として最低よ……。
啓:男には!
博:戦わなくてはいけないときがある!
風:もし、女の子がお弁当持ってきてくれたらどうするの?
啓:無論のこと!
博:喜んで食う!

【ちょっと落ち着こう】
風:料理の下手な子が作ったのでも受け取るの?
啓:当たり前だ! その気持ちが嬉しいんだ!!
理:毒入りの場合は?
啓:見た目で判るか!
博:よって受け取る!
夏:待って、絶対理香の質問がおかしい。

【自己防衛】
麻:……作った人が同性の場合は?
啓:顔に叩き返す!!
麻:……男女差別だ。
啓:なんとでも言え!

【まともな理由だった】
啓:ドタキャンの、ドタって何?
夏:なんでそんなこと急に聞くの?
啓:え、意味知らないから。

【話を聞こう】
博:ドタキャンのドタは土壇場のことである。
啓:ほう、ようは修羅場か。 博:土壇場だ。

【とりあえず殴られた】
風:一日でいいから健康な身体になってみたい。
夏:例えば誰かと身体を入れ替えるとかそういうの?
博:それは実に興味深い。

【無論また殴られた】
博:待ってほしい、まるで俺がいかがわしいことを考えているみたいじゃないか!
夏:違うの?
博:違うとも! 俺は異性の身体に興味津々なだけだ!

【暴れずに済んだ】
啓:オレは風花と身体入れ替わってみたい。
夏:返答次第ではシスコンが暴れるよ?
啓:オレの友達の中で頭の回転が一番速いのが風花だ。

【互いに理解しあっているとも】
風:でも啓輔の頭の回転が速くなっても空回りするだけじゃない?
啓:……そういうとこ、本当に速いと思う。

【それレバー】
夏:ラバーの意味って知ってる?
啓:肝臓だ。

【学力テストだった】
啓:あ、川か。
理:それはRiverです。
啓:?
理:りばーです。
夏:ここまでだったんだ。

【家族の誰でも怒る】
博:最近、理香に怒られることが多いんだ。
啓:何したんだよ?
博:庭にトラップをかけて引っかかったのは親父殿だ。理香は関係ないだろう?
啓:てか、お前何してるんだよ。

【指摘されて気づく辛い現実】
理:兄貴の奇行には慣れているつもりです。
麻:……それは不幸ね。
理:――っ!

【ど近眼】
理:眼鏡からコンタクトレンズに変えていいことありましたか?
麻:……自分で前髪が切れるようになりました。
理:そんなに見えないんですか……?
麻:……イエスアイドゥ。

【どんな不器用だろう】
理:じゃあ眼鏡だったときはどうしてたんですか?
麻:……母が切ってくれましたよ。
理:へー。
麻:……悪気がないのは判ってるからしょうがないんだけど。
理:はい?
麻:……たまに刃先がこちらを向いているときがあった。

【唯一の弱点】
理:騙された……。
夏:誰に?
理:啓くんに、プリンの作り方を聞いたんです……。
夏:そう……。

【出汁巻き卵】
夏:何て教えられたの?
理:卵を溶いて、出汁を入れて冷蔵庫で冷やす。
夏:どうして疑問に思わなかったの?

【冷蔵庫で寝かしたから】
風:啓輔、たまに酷いことをするんだね……。
啓:ささやかな復讐だ。それに。
風:それに?
啓:おばさんには美味しい出汁巻きが出来たとの報告を受けた。

【被害者の声】
博:そもそも騙されるほうが悪いだろう。
理:それは騙すほうの言い分です、騙すほうが悪いに決まっています!!
啓:そのセリフ、そっくりそのまま返してやるぜ!!
理:……あ……え……すいません……。

【デリカシーは失った】
啓:どんなに約束の時間に遅れようとも、省いてはいけないことがある!!
夏:家の鍵をかけることね?
啓:トイレだ!
夏:…………。
啓:危うく人としての尊厳を失うところだったぞ……。

【まともな人が疲れるだけ】
夏:……はあっ。
麻:……先人は言った「啓輔に期待するのは料理だけだ」と。
夏:判るけど……。
啓:ど、どこの偉い人が言ったんだ!?
麻:……ヒエログリフに書いてある。
啓:マジでぇええええええええええええ!?
夏:…………はあああ……。

【そろそろ判ってきた】
啓:風邪を引いても、薬を飲むと胃が痛くなるから自力で治す、という人がいる。
風:インフルエンザとか薬を飲まないと駄目な病気はどうするの?
啓:うーん……どうするんだろ……。
麻:……諦める。
啓:麻美さんはいっつもそれですね。

【馬鹿は風邪を――】
啓:けど風邪くらいなら自力で治したほうがいいな。
風:啓輔はそもそも引かないけどね。
啓:…………。

【自分がどういう風に思われているかなんとなく判る瞬間】
夏:前に風邪薬を飲もうとして、間違って一緒に入ってる乾燥剤を飲むとこだったのよ。
風:危ないよ!
麻:……そのまま一緒に飲めばよかったのに。

【フォロー間違い】
麻:……大丈夫、夏子はそのくらいじゃ死なない。
夏:死ぬわよ!!
風:乾燥剤にそこまでの効果はないよ。だから――
夏:あんたはどっちの味方なの!?

【冷静な指摘は時として人を落ち込ませる】
啓:何事も前向きにとらえることにした。
風:たとえば?
啓:馬鹿とよく言われるが、言われる分人より賢くなれる!!
風:未来じゃなくて今のことをみんな指摘してるんだよ。

【みんなある限界値】
博:一理はあるな。一番弱い奴が一番の成長する。
啓:だろ!?
博:限度っちゅーか、才能ってのがあるがな。

【本末転倒】
風:啓輔に物を教えるときには、お料理に例えばいいんじゃないかな。
啓:さすが風花! 名案だな!!
夏:で、風花は料理のこと判るの?
風:判んないんだよね……。

【ホンマもんの馬鹿がいる】
啓:そ、そもそも風花は人に物を教えるということが不向きだ!
風:判った、もう英語も歴史も地理も科学も頼らないで!
啓:ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!

【平和な話題が殺伐と】
啓:人間の身体というものはよく出来ているよな。
風:そうだね、ちょっとした怪我ですごく不便だものね。
啓:ああ、オレもこの前指先を切ってしまって――
博:特に女性のフォルムが素晴らしい。人間の身体というものはよく出来ている。
夏:……同意する?
啓:いや、その……。

【性根が故否定できなかった】
博:お前ら失礼だな、別にエロい話なんてしてないだろ!?
夏:これからそうなるんでしょ?
博:ぬう!!

【相手を選びましょう】
啓:さも正しいですよと言う表情をして、ものすごい間違いをわざとするとウケる!!
理:正気を疑われますね。

【そういうことは聞いてない】
博:この前、ファミレスでギャルゲをやっていたんだが。
啓:……お前すごいよな。
博:無論、携帯ゲーム機でな。

【ふざけんなって意味】
弥:この前洋子に会ってね、何か聞こうと思ったんだけど、
 何を聞くか忘れちゃってさ、それを洋子に聞いたのさ。
啓:そりゃ困りますね。
弥:そこが洋子でさね。ぶん殴られたよ。

【驚きの行動力】
弥:同じことをキョンくんに聞いたらさ、頭の病院に行けと言われたのだ。
啓:酷いというか何と言うか。
弥:MRIって眠いね!

【何故そうなる】
風:空腹時に油っぽいものは禁止されているの。
啓:胃弱さんですね。
風:前向きに考えて、虚弱は治ったってことにならないかな?
啓:……うーん。

【マシ?】
夏:それでも小さい頃に比べたら大分良くなったよ。
理:そんなに大変だったんですか?
麻:……そう、歩くのもままならないくらいに――
夏:知り合ったときはもっとマシな状態だったでしょうが!
理:え?

【そんな話になっていいのか】
啓:餅が食いたい。
博:回復アイテムだが一定の確率で喉に詰まらせて死ぬ。
啓:デンジャラスだな……。

【こいつら馬鹿だろ】
啓:きなこ餅もそうなのか?
博:回復量はノーマル餅よりも高いが、やはり一定の確率で喉に詰まらせて死ぬ。
啓:使うのはギャンブラーだけだな……。

【指摘しにくくて】
夏:バイトのさ、年上の後輩って困るよね。
啓:……ああ、困るな。
夏:しょーもない失敗されるとか、もうね……。
啓:困るな……。

【商売ですよ】
博:んなこと言ってたらやってけんぞ。
啓:師範代は違うのう。
理:けど兄貴はやる気のない人にはてきとーにしか教えないんです。
啓:だめだろそれ……。

【こういう奴だった】
啓:見所があるやつを教えるのは楽しいのか?
博:女性ならな。
啓:ですよねー。

【頭からは否定できない】
理:私はちっちゃい子が頑張ってるとこ見ると嬉しくなります。
啓:おばあちゃんか。
理:それは……違う……こともない、ような……。

【歯がちょっとピンチになる】
啓:冷凍庫で充分に冷やしたチョコレートを食べた。
夏:あんた何やってるのよ……。
啓:すっごい硬いんだよ。
風:食べる前に想像つくよ、普通……。

【せめて冷蔵庫に】
啓:あと、生チョコを冷凍庫に入れたこともある。
風:意味ないね……。
啓:すっごい硬かった。

【あまり想像はしたくない】
啓:ちょっと思ったけどさ。
夏:何?
啓:博が女だったら嫌だよな。
夏:…………嫌ね。

【致命的らしい】
風:逆に啓輔は女の子だったらいいんじゃない? お料理上手だし。
夏:でも馬鹿だよ?
風:うーん……。
啓:お前ら……。

【そうだけど】
啓:腹いっぱい飯食いたいなー。
風:白いご飯だけでいいの?
啓:いや、おかずもいります……。
風:おかゆ?
啓:白飯オンリーかよ!
風:だって、飯ってごはんのことでしょ?

【悪いことを聞いた】
啓:じゃあ風花は腹いっぱいチョコを食いたいとでも思うのか!
風:胸焼けするから嫌。
啓:ほら見ろ!
風:それにそんなに食べたら次の日の体調が心配だよ。
啓:……なんか、すいません。

【訳が判らん】
啓:餃子は手作りに限る。
理:手作り冷凍餃子、という看板を見たことがあります。
啓:なん……だと……?

【慣れました】
夏:あまったら冷凍するのが一番よね。無駄にならないし。
麻:……だからと言ってやきそばを冷凍するのはちょっと。
夏:メニュー選ぼうか。
理:夏子さん、さらっと言いますね。




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